ヴィディヤジャパンは、コーヒー生豆を焙煎するコーヒーロースター(焙煎業者)でもあります。
コーヒー製造の心臓ともいえる焙煎機は、焙煎士垂涎のドイツ・プロバット製を中心に、炭焼・石焼コーヒー焙煎用として富士珈機製の30kg直火式焙煎機、少量多品種焙煎には熱風焙煎機Rubinaを導入し、包装形態もドリップバッグ包装、ガゼット包装、真空包装など、市場で求められる様々なコーヒーに柔軟に対応できる体制を構築しています。
大量に流通している標準品質のコーヒーをコマーシャルコーヒーと呼んでいます。
基本的には生産国の基準で格付けされ輸出されていて品質的には様々なものが存在しており、主に国名だけで販売されているレギュラーコーヒーや、ブレンドコーヒー、アイスコーヒー、インスタントコーヒーの構成品として利用されています。
このクラスのコーヒー生豆は規模が大きなマーケットには欠かせないものです。しかし、様々な品質のものが無作為に流通しているため、ヴィディヤジャパンではコーヒー鑑定の有資格者が品質を確認し、良質な原料を厳選しています。
希少価値が高いため高値で取引されるコーヒーをプレミアムコーヒーと呼んでいます。
代表的なコーヒーとしてブルーマウンテンやハワイコナなどがあり、生産国の中でも限定されたエリアで丁寧に栽培されるため流通量が少なくなっています。
後述するスペシャルティコーヒーとの違いは、風味の良し悪しが評価基準の中心軸となっているわけではない点です。とはいえ、一般的に風味が良く、品質も安定していることが多いでしょう。
スペシャルティコーヒーは、風味の良さを評価基準の中心に据えたコーヒーで、生産量は全世界のコーヒーの5%未満と言われています。
国際品評会カップ・オブ・エクセレンス入賞銘柄や、Qグレードコーヒーなどが有名ですが、実際には明確な定義が存在していません。
日本では、生産国での栽培や精選の過程が明確になっていることを前提として、日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)やアメリカスペシャルティコーヒー協会(SCAA)の推奨する採点方式を利用して80点以上のものをスペシャルティコーヒーと評価することが多く、その中でもより品質の高いものをトップスペシャルティ(Top Specialty)と呼んだり、ワインに倣ってグランクリュ(Gran Cru)コーヒーなどと呼んだりしています。
ドイツ・プロバット製のPROBATONE25と、小型焙煎機Rubinaを使用しています。
熱風焙煎によって、軽やかな印象のコーヒーに仕上げることができます。
富士珈機製30kg焙煎機を使用しています。
土佐備長炭を使用して炭火から放出される遠赤外線と熱により焙煎しています。
炭火は安定しづらいため職人技を必要としますので、熟練の焙煎士が慎重に煎り上がりを見極めています。
深煎りの製品に使用することが多く、香ばしく苦みがしっかりとした味わいに仕上がります。
炭焼き焙煎と同じ富士珈機製30kg焙煎機を使用しています。
石焼き焙煎は、熱源となる石を加熱することで遠赤外線を発生させ、発する熱と共に焙煎を行います。
炭火と同じく深煎りの製品に使用することが多く、香ばしく苦みがしっかりとした味わいに仕上がります。
ドリップバッグと呼ばれる個包装されたフィルター付きレギュラーコーヒーを製造することができます。
現在月間200万個を超える製造能力があり、2021年内竣工予定の新工場が完成すれば倍以上の生産能力となる計画です。
イタリア製包装機 Goglio を使用することで、パッキング時にガセット袋(マチのある袋)を成形しながら250gから1kgまでの製品を高速で包装することができます。ワンウェイバルブを取り付けながら不活性ガスを置換することも可能です。
ガセット袋はコーヒー業界では昔から利用されてきた包装で、製品を縦向きに自立させることができ、商品を陳列する必要がある場合によく利用されています。
ドリップバッグ包装機と包装機Goglioは、不活性ガスである窒素ガス充填が可能で、ガスバリア性の高い包装を併用することで長期保存可能な製品を製造できます。
真空包装機での包装が可能です。
真空包装は消費者のイメージが良いというメリットがありますが、真空包装機のみでは残存酸素濃度が1%未満にならないのと、製品同士がぶつかったり擦れ合った際に破袋しやすいというデメリットもあります。
インスタントコーヒーはレギュラーコーヒーを抽出した後、抽出液から水分を蒸発させて作られます。
VIDYA COFFEE(インド)の工場で製造したインスタントコーヒーを直輸入してパッキングします。
プロバット製PROBATONE25による半熱風焙煎をはじめ、炭焼き焙煎、石焼き焙煎、熱風焙煎など多様な焙煎を行える設備を有しています。
また、イタリア製包装機 Goglio によるバルブ付きガセット包装を行うことができるのをはじめ、近年人気が高まっているドリップバッグコーヒーや真空包装など、様々な包装に対応しています
ガスバリア性の高い包装資材を使用し、窒素ガス置換を行ったり脱酸素剤を封入することで、長期保存可能な包装を実現します。